こんにちは、Kokiです。
今日はちょっと難しめな話。
周波数について僕が考えていることを話します。
まず”周波数”と聞いて何を思い浮かべますか?
イメージするのは、
音だったり、
ラジオだったり、
テレビだったりと、
そのくらいかもしれません。
でもこの周波数をよく読み解いていくと思いの外
かなり深いです。
自分が予期していないところにまで周波数の影響が出ていたり、
そしてそれが鍼灸などで人を治療するときに治療に大きく関わってくることもしばしばあると思っています。
なのでちょっとそのあたりを掘り下げていきましょう。
(治療だけでなく物理学の話をするので少し難解なところもあるかもしれません。)
Contents - 目次 -
周波数について考えなおす
まず多分理科で習ったと思いますが、とりあえず周波数とは何なのか軽く確認します。
シンプルです。波の頻度のことです。
ビーチで海を見てると波が来ては引いて、来ては引いてを繰り返します。
正確には姿と質は少し違いますが、その様な波を思い浮かべてください。
風が穏やかな日の波はゆっくりと打ち上げ、そして静かに引いていきます。
逆に嵐の様な日には、波は激しく打ち上がり、勢いよく引いていきます。時には来た波が引く間もなく次の大きな波がその上から打ち上がります。
話スケールをもっと小さくします。
洗面器に水を張ります。
その水に指をつけると一つの波紋が広がりますね。
指を抜いて、また水に指をつける。
それを繰り返すと次々と波紋ができていくと思います。
では今度は水に電動歯ブラシを入れてみます。
指を出し入れした時とは比較にならないほどの水の波が水面にできて、水が振動しているように見えます。
歯ブラシの振動で波がかなりのスピードで生まれるので水面が振動しているように見えるんです。
これが周波数です。
物質が上がっては下がってを繰り返して波を作ります。
その波の上がり下がりの頻度が”周波数”という数値になります。
英語では周波数の事を“Frequency”と言います。
この”Frequency”はそのまま”頻度”という意味です。
単刀直入でわかりやすいですね笑
ではこのシンプルな周波数がどれだけ自分たちの周りにあるのか考えてみましょう。
シンプルだからこそこの世界に溢れています。
例えば、このブログを見ている今この時、
パソコンやスマホはWiFiや4Gなどの電波の周波数で繋がっています。
空を見てみます。
青空ですか?夜空ですか?夕焼けですか?
空の色、だけじゃなく目に見える全ての色は可視光の周波数で決まっています。
曇りの日、太陽が隠れて日に当たってないのに日焼けをします。
春の日に晴れてたら、日に当たってぽかぽかと暖かいのにそこまで日焼けしません。
これは、目に見えない不可視光の周波数で紫外線や赤外線などが変化しているからです。
物体が何かにぶつかると、その衝撃で空気が揺れます。
その空気の揺れが波となって周りに伝導して、やがて僕たちの身体に届きます。
届いた空気の揺れは外耳にある鼓膜を揺らし、
鼓膜は中耳の耳小骨を揺らし、
耳小骨は内耳のリンパ液に揺れを伝え、
そのリンパ液の揺れから波がどのくらいの頻度で起こっているかを探り、その波の頻度から音の高さが生まれます。
このように周波数の影響は自分たちが認識しているよりも身の周りに無数にあり、例を挙げ始めるとキリがありません。笑
古典物理学と現代物理学の周波数
基本的に上で挙げた周波数の例はとても基本的なことで、
興味のある方だとほとんどの方が知っていることだと思います。
しかし、周波数が影響を及ぼすのはこの様なことだけではありません。
なぜなら上の周波数の考えは古典物理学に基づく考えだからです。
話すと長くなりそうなので軽く言いますが、古典物理学とは文字通りひと昔前の時代に考えられていた物理学です。
具体的に言うと19世紀末頃までの物理学ですね。
アインシュタインの相対性理論なども古典に入ります。
では古典物理学ではない現代物理学では何が違うのか。
それはズバリ量子の存在です。
古典物理学では分子を構成する原子が最小の単位でした。
僕たちも学校で習いましたよね。
(すいへーりーべーぼくのふね・・・)
しかし、現代の物理学では原子よりも小さい単位が存在します。それが量子です。
つまり僕たちが中学校や高校で習っている科学は最新の情報ではなく、120年までしか考えられていなかった古い物理学なんです。
最新の発見から学校で教えられるまでは一世紀以上かかると言いますが、本当みたいですね笑
というわけで高校生でも習わない以上、大学や大学院で物理学の専攻をとらない限り、
量子の存在を知らないという人が多くいます。
はっきり言うと、量子の存在は古典物理学の常識がひっくり返るものばかりなので、
量子力学を知らない方は、今自分が知っている世界の常識を
ここで一旦忘れてください。
じゃないと多分ここから理解に苦しみます笑
この量子力学、面白いんですがなかなか理解しづらいです。
こう言っている僕も、何冊本を読んでもつかめない部分は多いですし、
世界中の学者たちですら、意見の対立の連続で、量子の謎に振り回されています。
なので量子力学についてはいつかガッツリ僕の知っている範囲で説明したいと思っています。
{量子論について記事を書きました!参考にどうぞ👉量子論って?}
量子の周波数
では話を周波数に戻しましょう。
最新の現代物理学では、量子も周波数を持つ存在です。
量子は原子のように粒子でありながら、同時に波でもあるからです(詳しくは上のリンクを)。
では、量子が周波数を持つとどう自分たちにどう関わってくるか?
それが今回、周波数が治療に関わってくるといったポイントです。
まず周波数が形作るものの一つは、
あなたの意識です。
(注:物理の話です)
”念”という言葉があります。まさしくそれです。
(HUNTERxHUNTERの念とは少し違います)
あなたの意識はあなたの脳内で生まれます。
でもそれは実はあなたの脳の中だけでは留まっていません。
その意識はあなたの脳を飛び出し、体外のものに影響を及ぼします。
生の感情を強く持った意識は、影響する相手に生の影響を与え、
強い負の感情を持った意識は、相手に負の影響を与えます(いわゆる怨念ってヤツです)。
オカルトでもなんでもなく、これが最新の物理学で考えられていることの一つです。
インターステラーという映画、観たことありますか?
いろいろ意見がありますが、相対性理論や量子論などの宇宙の法則をリアルに再現していて個人的にすごく楽しめた映画です。
その映画でアン・ハサウェイ演じるDr.Brandが、
愛という感情について語ります。
10年以上も会っていない人がいるとして、それでも愛を感じるのは次元や空間を超える何か繋がりがあるからかもしれない。
今はまだ理解はできないかもしれないが、この感情が高次元を超えていく証拠や手がかりになるかもしれない。
その様なことを訴えました。
この意見は主人公に一蹴されてしまいましたが笑、
あながちありえない話ではないんです。
心は周波数となって、気持ちは伝導します。
周波数を治療に用いるには?
上で書いた通り、治療者の心は伝導します
鍼灸師で経験が長い方は経験したことがあるかもしれません。
ただただ鍼を筋肉に刺す
のと
この鍼が身体にどういう作用を及ぼすのか、もしくはこの鍼で患者の身体をどういう風に変えたいのかイメージしながら刺す
のでは僕の経験上、全く効果が違います。
もしかしたらそうすることで、指先に集中して細かい動きができるからかもしれません。
もしかしたら僕の思い込みによる勘違いかもしれません。
でもそれでは説明がつかないような違いが出ることが多々有ります。
以前、僕は間中式の鍼灸をしていると言いました。
例えば、間中喜雄先生は量子的考え、そして周波数のアイデアをよく鍼灸治療の中に組み込んでました。
間中先生が発見した各経絡の周波数はその代表のようなものですが、
残念ながら鍼灸学校では習いません。
日本で発見されたことなのにむしろ外国人の方が知っていることが多いです。
間中先生は実験を重ね、各経絡には周波数があることを発見しました。
以下がその表になります。
発見方法などもちょっと変わっているので調べてみると面白いです。
アルファベットが経絡で、横の数字が周波数です。
つまり周波数が104だと、一分間に104回の波が起こるということです。
見たところ任脈(Ren Mai)と督脈(Du Mai)が104で最も周波数が低く、
心包経(PC)の176と三焦経(SJ)の152が最も周波数が高いです。
基本的に身体の正中に近いほど周波数は低くなっているようです。
この経絡の周波数を用いた治療法は幾つかありますが、
自分のアイデア次第で各経絡に周波数を用いた治療をすることができます。
例えば、よく使うかもしれない雀啄術。
いつもは不規則にやっているかもしれません。
それをメトロノームを使い、打つ経絡によって違ったリズムで行うと、その刺激が周波数となって経絡に影響します。
簡単な例ですが、経絡の周波数の使い方は無限大です。
1.鍼に気持ちを込める
2.経絡に違ったリズムで刺激を与える
この2つを実践するだけでとりあえず周波数を踏まえた治療にできます。
ぜひ明日から実践して見てください!
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