量子力学と鍼灸の関係性

 

鍼灸について考える時に、僕は量子力学の考えはとても大事になってくると思っています。

 

量子力学なしに鍼灸の効果やメカニズムの考察などを行うのは不可能に近いです。

 

 

 

現代物理学に属する量子力学と、医療系に属する鍼灸。

 

今回は全く違う分野なのではないかと思われてしまいがちでも、

本当は密接な関係にあるのではないかという一人の鍼灸師としての僕の考えを書いていきます。

 

 

 

量子力学について書いた以前の記事を読んでいただければだいぶ理解しやすいと思うので

まだ読んでいない方はどうぞ。

知れば世界が変わる量子論って?

 

 




 

気は”電子の集まり”、経絡は”電子の通り道”

 

東洋医学では当たり前の概念としてというものが存在します。

 

気には衛気や営気、宗気や胃気など、様々な種類が存在するとされています。

 

ところが現在の解剖学、生理学で気というものの存在は確認されていません。

経絡という気の通り道が解剖学的に確認されているわけでもありません。

 

 

 

それもそのはずです。

 

身体を切り開いて、顕微鏡で覗いたものが全てという古典的な考えを持っている以上、

経絡や気という存在は確認できるわけがありません。

 

 

 

“古典的な考え”とはただ古い考え方という意味ではありません。

古典物理学に基づいた考え方ということです。

 

 

今までの量子力学関連の記事を読んでいただければわかる通り、

基本的に現代医学の考え方とは相対性理論までを指す古典物理学に基づいています。

 

 

 

しかし経絡や経穴、気などについて考えたいのであれば

量子力学の概念を含む現代物理学の視点から考えなければならないことは明白です。

 

 

 

 

 

鍼灸師であれば聞いたことがあるはずの良導絡・良導点の理論

 

表皮に微弱な電気を流すことで、電流の流れやすいルートや電気抵抗の低い点を見つけ、

それが全身の経絡・経穴と一致したというものです。

 

これは経絡・経穴と全く同じものだという証明こそできてはいませんが、

経絡経穴の本質をうまく見つめた理論であるということは間違いないと思います。

 

 

 

 

それらの理論から、

経穴は“電気抵抗が低くて電気を最も通しやすい反応点”であり、

経絡は“電気が流れやすく体表を走り各臓器と繋がっているもの”と考えます。

 

すると経穴や経絡を流れる気とは”電子の集まり”で、

経絡は”電子の通り道”と捉えることができます。

 

 

 

 

電子(Electron)とは各原子内に存在する素粒子の一つ、

量子の一つです。

 

 

電子が集まり集合体となっていくことでそこに電位が生じてきます。

 

 

 

電子が最も身体に影響を及ぼすであろう部位に、鍼や灸などの外部刺激で活動電位を引き起こし、

原子レベルでの電子の動きを誘発させる。それが結果的に中枢神経系、内臓系に作用する。

 

それが内科系の鍼灸治療のメカニズムだと僕は考えています。

 

 

 

なので張った筋肉に鍼を刺して血流を促すなんていうのは結局は古典物理学的な考えで、

その古典的な考えから脱することができない現代医学の中では鍼灸の効力はその程度だと思われてしまっても仕方ないのです。

 

 

 

 

電子の動きを知るには顕微鏡じゃ不可能

 

上に書いた通り、電子を動かすことが鍼灸の本当のメカニズムだと僕は考えていますが、

そうなってくると量子力学なくしては、説明することは不可能になります。

 

 

電子は量子の一つなので量子の原則に基づいた動きをします。

 

 

 

そうなるといくら顕微鏡で覗こうがその本当の動きを捉えることはできません。

 

捉えようとした瞬間に粒子としての動きが確定してしまい、波としての性質を失うからです。

 

 

 

なので基本的には電子の動きの確率を導き出すためには、

シュレディンガー方程式などの波動関数を用いて計算することが必要になります。

 

 

 

そこまで行くと、物理学の領域です。

医学、ましてや鍼灸、東洋医学の領域から出てしまうのです。

 

 

真の医学の発展、そして鍼灸の発展のためには量子力学の知識が必要ですが、

それを独自で行うことは不可能に近いです。

 

 




 

 

疾患の原因は電子の解離

 

上に書いた通り、なかなか難しい量子力学と医療の統合ですが、例外はあります。

 

今世界中で最先端の医療として名を挙げている、

量子を用いた医学・量子医学というものがあります。

 

 

 

量子医学では、電子の移動こそがガンや慢性疾患などの様々な病を引き起こすと考えられています。

 

なので鍼灸では電子の動きが内面の治療に多大な効果を上げるという考えを上の章で書いてきましたが、実はこれは本来

当たり前のことです。

 

 

 

 

電子が原子内から抜け出して、他の原子に移ることがあります。

 

酸化と呼ばれる現象です。

 

 

 

日常からよく聞く言葉で、鉄が錆びて茶色くなってしまうことなどをよく酸化と言いますね。

 

これはつまり、鉄原子内の電子が酸素原子と結合してしまい、電子を失った鉄が酸化鉄となってしまう現象です。

 

 

 

諸説ありますが、成人の体は数十兆個の細胞から構成されているようです。

その中のひとつの細胞が酸素原子や炭素原子などの、数え切れない数の原子の結合により形作られています。

そしてその中の一つの原子の内部構造に電子が存在し、量子的な振る舞いで動き回っています。

 

 

その電子が原子を抜け出し、他の原子に移るという酸化

もちろん人体内の原子でも起こります。

 

 

それが様々な原子内で起こり始めると、

結果的に原子のまとまりである細胞が酸化します。

 

 

がん細胞や、慢性疾患の原因は、この細胞の酸化だということは量子医学の基礎的な考えです。

 

 

 

 

そして電子を失う酸化という現象があれば、その逆もあります

 

酸化とは逆に電子を原子内に移す還元と呼ばれるもので、還元によって酸化した原子を正常な原子に戻すことができます。

 

 

つまり酸化した細胞が病気の大本とするならば、

還元によって正常な細胞に戻すことで病気の大本を正常に戻すことが可能ということです、

 

 

 

それが例えガン細胞だとしても。

 

異常のある細胞を切除したり、殺したりしなくても、電子を戻すという、たったそれだけで理論的には正常に戻るんです。

 

 

量子医学が21世紀の医療として世界中から注目されているのはそのためです。

 

 

 

終わりに

 

皮膚に鍼を刺すだけでどうして内科系の病気が治るんだ。

 

そのような疑問を一般の人が持つのも無理はないです。

 

 

しかし一度このように量子力学の視点から考えて、電子の性質を見ていけば

なんとなく理由は見えてきませんか?

 

 

 

古典物理学に留まる現代医学の理論に従って、血液循環を促すとか内因性オピオイドがうんぬんとかよりも、

以下のような理論が鍼灸の本当の姿と捉える方がしっくり来ます。

 

 

 

まず電子を動かすことが内科系の慢性疾患を治す鍵です。

 

鍼灸では、皮膚に存在する電気抵抗の低い部位(古典的には”経穴”)を刺激し、その活動電位を用いて電子の動きを促します。

電気抵抗の低い“電子の通り道”(古典的には”経絡”)は内臓や中枢神経系にも繋がっているので皮膚の電子の動きは各臓器、中枢神経に影響を及ぼします。

 

電子がバランスを崩し、細胞が酸化している状態が”病気”なので、電子のバランスを正常に戻すことによって病気や細胞の異常(ガン細胞など)は自然と治癒していきます。

 

それが症状には左右されずに自然治癒力を用いて身体を治す、いわゆる根本治療と呼ばれるものです。

 

 

 

以上が僕が考える鍼灸の根本治療の姿であり、

鍼灸と量子力学が密接な関係にあると強く考える所以です。

 

 

未熟で詰めが甘い点も多々あるとは思いますが、

あながちとんでも理論というわけではないと思っています。

 

 

 

でもいろんな意見が聞きたいので皆さんの意見や、

何か別視点からのアドバイス等があれば教えてください。

 

 

鍼灸師、、考えても考え尽きない本当に魅力的な職業です。

 

: )

 

 







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「量子力学と鍼灸の関係性」への4件のフィードバック

  1. はじめまして。
    量子力学と鍼灸でググってここにたどり着きました。

    大阪で鍼灸師をしています。ケンスケと申します。
    私も経絡と経穴と電子に関しては全く同じ考えを持っていました。

    ずっと量子物理学をされていた先生と仕事で絡む事があるのですが、その先生は電子が動くと電磁波が生じ、それが干渉しあって一本のスジのようになったものが経絡だと考えているともおっしゃっていました。
    臓器には臓器ごとに固有の周波数があり、それらが干渉するポイントが経穴だと。
    鍼の先には円錐状の磁場があり、それを介して電子的に影響を与える。と。

    その先生がアメリカから持って帰ってきた電子的に影響を与えるテーピングテープを体表に貼る事で内臓に影響を与えたり、筋肉の滑走が改善することがエコーで確認されたりと、実際にデータも集まりつつあります。

    この「氣とは電子である」これは的を射ていると思いました。
    酸化還元についてもそう思います。
    自分も今はその考えを元に施術を組み立てるようにしています。

    こういうことを考え出すとすごく楽しいですね!
    今後もブログ、楽しみに拝見させていただきます!

    お互いがんばってまいりましょう!

    1. ケンスケさん、コメントありがとうございます!
      気や経絡などについて同じ様な考察を持たれている方を見ると嬉しく思います。

      電子が動く時に出る周波数とは面白いですね。電子の動きは原子からの量子ジャンプによって起こると思っているのでそこから周波数が生まれるのであれば、媒介は何なんだろうと考えてしまいます。
      各臓器に周波数があると言うのは各12経絡に異なる周波数が適しているのと関わりがありそうです。
      鍼先の磁場も面白いですね。鍼の材質によって磁場にも違いはあるはずですので、そこを研究するのも意義がありそうです。

      そのテープ、興味があるので調べてみます!
      考えても考え切れない所が面白いですね^ ^様々な情報ありがとうございます!

      1. kokiさん

        返信ありがとうございます!
        鍼の材質ごとの磁場の違いというのもおもしろいですね><

        テーピングに関してはあまり表に出ていないかもしれません。
        (日本では特に法的な絡みもありますので、、、)
        テーピング自体はアメリカで開発されたものですが、そこまでのエビデンスを調べたのは日本で、それもまだ一年経っていませんので。。。
        データはもちろん公には出せませんw

        難しいですね(苦笑)

  2. こんにちは、はじめまして。
    量子力学と医療で検索してこちらに来ました。現在、米国在住でバイオレゾナンス療法を扱うカイロプラクターにお世話になっています。バイオレゾナンス自体は15年くらい前にも米国内の別な医師から受けた事があり、鍼灸の物凄く進化したやつ、みたいな印象を受け衝撃でした。同じ経絡を使っても、とにかく鍼灸よりもパワーが強力なのです。
    医師の話では生命体が皆固有の電磁波を発しており、その全身データを使う事によってコンピュータで遠隔治療を送信する事も可能にしています。(そのためのソフトウェアも本人が開発していて、その内容が難しくて理解出来ないので日本語で検索をしてこちらへ来た訳です。)遠隔治療の部分は一般的な共振療法というより彼独自の技術だろうと思います。
    バイオレゾナンス自体は日本でも幾つかクリニックがあるようです。よければいつかバイオレゾナンスについてどこかで読んでみて下さい。そして是非、このブログで記事にして欲しいなと思います。

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