人種差別について考える 2021 [フランスのサッカー選手、BLM騒動]

最近人種差別についてニュースで取り上げられることが多いです。

 

 

昨年の黒人差別に異議を唱えたBLM騒動ももちろんですが、

コロナウイルスの影響によるアジアンヘイト(アジア人に対する人種差別)も世界中で叫ばれました。

 

 

そしてつい数日前、ニュースで話題になりましたが

フランスのサッカー選手が日本人のホテル従業員に対し差別的な発言をしている映像がSNSに上げられる

という事件が起きました。

 

 

数年前にも僕は人種差別についてこの様な記事を書きました。

人種差別について考える

 

正直僕の人種差別に対しての考えはこの時から変わっていません。

 

 

 

綺麗事を抜きに人間とは、自分の優位性を保ちたいがために差別をして人を貶めることがある生物だと思っています。

 

ただそれを表に出すのと出さないのとは話は全く別です。

 

 

今回の記事を読むに当たって、直接的な繋がりはありませんが僕の考えを前提に書くので

前回の記事を読んでいるとより理解しやすいかもしれません。



フランス人サッカー選手の発言は本当に差別か

 

まずはこの記事を書こうと思った本題です。

フランス人サッカー選手が日本人のホテル従業員に対して差別的発言をしている映像がネットに流出した件です。

 

https://www.tokyo-np.co.jp/article/114777

↑知らない人はこちらへ

 

 

動画も色々なところに拡散され、

英語でも日本語でもたくさんの情報が出回りました。

 

 

とりあえず、この動画をみて思ったことは

本当にバカだなぁと。

 

 

もう一度いいます。

 

 

こいつら、本当にバカなんだなぁ、と思いました。

 

 

 

 

 

多くの批判を浴び、人種差別だと言われている一方で、

 

このぐらいのことは冗談で済まされるとか、

誰でも言っている様なレベルだとか、

特定のグループに対してではないとか

色々な意見が出てました。

 

 

日本の著名人ですらこんなことを言っています。


いや、これは擁護できない差別的発言ですよね

 

 

 

これには多くの日本人とフランス人が怒ることでしょうし、怒るべきだと思います。

 

 

 

代表選手は当然ながら、一般人でも海外に出た以上全ての人が

自分たちの行いが全て自国、自国民の評価に繋がると考える必要があるんですよ。

 

 

前回の記事にも書いた通り、一度でも自分の国を出れば、誰でも自国民代表です。

あなたが他国で人を騙せば、日本人に騙された!と周りに広がり、以降日本人への評価は変わることになります。

 

 

 

なのでこの言動は日本人は当然のことながら、フランス人も侮辱を受けている行動にあたり、怒りを覚えて当然なのです。

 

 

 

仮に、同じ日本人がこのようなクソみたいな発言で世界中からバッシングを浴びることがあれば

僕はだいぶ腹が立ちます。

 

もしも一国を代表する人であればすぐそのステージを降りるべきだと思います。

 

 

 

僕は別にサッカー詳しくもないですし、この選手たちが誰かも、どんな人間かもわかりません。

僕からしたら一般人と何も変わりません。

 

 

しかし確かにサッカー選手は当然、サッカーの技術で選ばれる人たちです。

 

そこに人間性だとか、教養だとか、マナーが備わっていないまま国の代表になれてしまうのは仕様上仕方のないことです。(全員がとは言いません)

 

 

 

 

選手は後ほど友人間のノリだったと弁明している様ですが、例え悪気がなかったとしても

差別的な言動がいかに自分の立場を悪くするか

少し考えればわかるんですよ。

 

 

今回の問題の重要なところはそこだと思っています。

 

 

 

別にこの人たちの日本人に対する評価が本当に低いわけではないと思います。

日本人がいかに侮辱されようとも別に自分が侮辱されたわけではないのでそれに関しては怒る必要はないとも思っています。

 

 

しかし本人たちの意図は関係なく、

この様な発言をしても大丈夫と思われている風潮がかなり危険だと思います。

 

 



BLM騒動との温度差

 

この件で考えるべきことは、BLM騒動との温度差です。

 

今回のこの一件、めっちゃ静かじゃないですか?

 

 

BLMが叫ばれ始めた発端は、白人の警察が黒人の市民を殺害してしまったことです。

確かに人の命が奪われている以上、今回の人をバカにしているだけの動画と比較するのはおかしいと思われても正直仕方がありません。

 

 

しかし、もしこの動画がアジア人(日本人)ではなく黒人に対して言われた動画であれば

多分めちゃくちゃやばいことになってます。

 

 

 

世界中から大バッシング、全スポンサー解除、フランス政府が声明を出し、

かつ多分今頃フランスでは暴動が起きてます。

 

 

そのぐらい今の時代あからさまな差別的発言ってタブーなんですよね。

 

 

選手たちも多分それはわかっています。

しかし今回のこの発言があったのは、ほとんどの場合、差別が古来から問題視されているアフリカ系に対してのものであって

その他の人種はなんとなくまだ大丈夫と思っているところがあるからです

 

 

 

簡単に言うと、

なめられてるんですよね。

 

 

これはアジア人に対してだけではなく、アラブ人や、インド系などにも当てはまります。

 

 

別に日本人が侮辱されたからとかではなく、

人種間でタブーの領域に差ができているのが問題なんです。

 

差別的な発言に対しては対象が誰であろうが差が生まれないように世間が対応する必要があるんです

 

 

 

黒人差別には抗議を示しながら、他人種を差別する黒人も実際にいます。

その人たちは差別をなくしたいのではなく、単純に上に立ちたいだけなんですよね。

 

 

自分は差別されるかもと敏感になってる人ほど、人を差別しやすい傾向にある

と、僕は思っています。

 

 

 

LMのデモの時に、プラカードを持った黒人の子ども達が立っている画像を何枚もみました。

 

その子達は本当に自分の人生で差別を受けて、苦しんで、自分の意思でそのプラカードを持っているのでしょうか。小学生にも満たない子ども達がですよ。

 

ほとんとが違うと思います。

 

 

子どもはいつでも違いなんて気にしていません。

気にし始めるのは、大人の勝手な価値観を知り始めてからです。

 

子ども同士が遊んでいるうちはそこに白人や黒人やアジア人、外観や文化での上下なんてものはないのが普通です。そこに大人が介入し、先入観を植え付けることで世の中の認識に染まってしまうのです。

 

 

子どもながら、BLMのプラカードを持つ子ども達の頭の中は、

人間とは差別をする。

差別とは生涯戦わなければならない。

差別を受けるのが怖い。

差別を受けないためにはどうすれば良いだろう。

自分たち以外には誰が差別を受けているのだろう。

などと差別のことで頭がいっぱいになったと思います。

 

差別について敏感になっている人ほど、差別意識を助長しているんです。

 

 

 

 

声上げることは大事ですが、

子どもを巻き込んでしまったらダメです。原因を持つ大人だけでやってください。

 

 

大人達がまたなんかやってるよ、と子ども達が他人事のように笑い合っているのが理想です。

 

 

 

差別意識とは、してはいけないと学ぶべきものです。

自分がされないように気をつけるものではありません。

 

 

 

僕の知り合いの日本人でも、アメリカで差別を受けた!とはしゃいでいながら、

インドネシア人に対して自ら差別的な発言をしていた人もいました。

 

 

自分がされなければ人にやってもいいと考えている人は国際社会の重荷です。

実際に今回差別的発言をしたサッカー選手の一人は黒人でした。

 

 

差別を無くそうと立派に頑張っている黒人の足を引っ張った厄介なお荷物です。

 

黒人に対してだけ差別的発言をしてはいけない訳ではないです。

その温度差が今回の一件でどうしようもなく目についてしまいました。

 

 



 

 

もう一度言いますが、差別は無くならない

 

前回の記事でも書いていることですが

基本差別意識はなくなりません。

(誤解を招く恐れがあるので、ぜひ前回の記事を読んだ後、読み進めてください。)

 

 

人は防衛本能から本能的に他人をカテゴライズする習性があります。

なので他人をグループ分けして区別することは社会で生きるために必要なスキルなんです。

 

 

人種差別の実感があまりない人でも、別に国境を越えなくても、隣の県や隣町の人を悪く言う人くらい見たことありませんか?部落差別ってやつです。

差別って人種を越えなくてもこんなふうに簡単に起こるんです。

 

 

 

人の本能なので別に差別的な感情自体は責められるものでもありません。

 

ただ特定のグループに対して侮蔑的な発言や行動をしたり、あからさまに態度に示したり、社会的な境遇が変わってしまう状況は許されるべきではありません。

 

 

そこは切り離して考える必要があります。

 

 

 

なのであの選手達がどんな感情を持ってあのような言動をしていたかなどは関係ありません

言語や国をひとまとめにして挑発的な行動を本人達の前で堂々ととってしまっているのが問題なんです。

 

 

 

 

あからさまな差別的な言動に対して声を上げるのは大事なことです。

 

別にあんな発言気にしなくていい、どうでもいい

と言う人もいますが、自分が侮辱されてないからとかではなく、

言ったらいけない人種と、言っても大丈夫な人種が分かれてることは重大な問題です。

 

 

大人ぶって何も言わないことは国際社会では、容認です。

言い換えれば侵害されてるんです。美徳でもなんでもありません。

 

 

 

 

僕も海外に長く住んでいたので、いろんな国の友人たちと

冗談で人種、文化、歴史について、つつき合うことも正直あります。

 

でもその中にも相手を侮蔑する表現が許されることは基本的にありません。

 

 

 

人を出身地から判別するのは普通のことです。

 

その土地と文化で、それぞれの特徴、長所・短所があるのも普通のことです。

 

自分の国との歴史的な関わりに関して堂々と話すことができるのも平和な国際社会を送る現代だからできることです。

 

しかし国際社会にもマナーがあります。

 

 

マナーを守らずに次世代にまで影響を与えるような明らかに頭の悪い言動を映像に残し、ネットに出回ってしまった。

 

頭の弱さは優勝トロフィーものです。

 

 

このようなタブー案件をスルッと流してしまう社会もだいぶ腐っていると思います。

せめて自分だけでも流さないようにすることが大事だと思っています。

 

 

 

今後この選手達がどうなるかはわかりませんが、

人種差別について考える機会を再び与えてくれたので彼らにお礼を言っておきます。

 

Merci, idiot. 





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