鍼灸師は取りやすくなる!ニュージー永住権、年収の変更(2017.8)

数ヶ月前にニュージーランドの永住権の技能移民部門において

最低年収の設定が今月から施行されるとアナウンスされてましたが、

その金額設定が少し変わった状態で施行されると決定されました。

 

 

移民法が立て続けに変更された当時に書いた記事です。

鍼灸師は今NZに永住できるか

 

 

結果的に鍼灸師にとってはかなり取りやすい状態になった、と思います。

 

 

毎回のことながら、NZの移民法についてのアドバイス等は資格を持つ移民アドバイザーのみが可能です。

なので質問等がある方は移民アドバイザーに連絡する様にしてください

 



 

 猛抗議があった去年の改正

 

去年の半ばからNZでの政権が変わると同時に移民法の改正が立て続けに行われました。

 

1回目の改正の時にも様々な声が上がりましたが、

特に今年の4月に$48,900の最低年収が設定されると発表されたのには、かなりの抗議があった様です。

 

 

僕は1回目の変更に関してはいい変更だったと考えていますが、

2回目に関しては少し首をかしげるところがありました。

 

 

ニュージーランド、特にオークランドやクイーンズタウンには多くの外国人がいて、もちろん様々な国のレストランが存在します。

しかしこの法律の改正により、ある程度の技能を持っていて十分な給料を貰っている外国人以外はビザの取得が困難になってしまいました。

 

中華系レストランや、インド系、そして日系レストランなどで働いている外国人で、その額をクリアするのは正直あまり容易ではないと思います。

 

経営者側も従業員の給料をそれぞれ上げてあげるほど余裕があるところばかりでもないです。

そうなるとローカルのニュージーランド人を雇うかもしれませんが、それで十分な働きができるかといえば難しいと思います。

 

結果的にはそれぞれの分野で質が落ちてしまい、そうなると国にとってもいい影響であるとは到底言い難いです。

 

 

国に有用な外国人とは必ずしも技術があって、高給取りである必要はないのです。

 

 

そこにずっと疑問を持っていましたが、

今回の発表でその規定が緩くなりました。

 

 

変更点:必要な年収が職業レベルによって変わる

 

以前までは最低年収の設定として、申請をするにはニュージーランドの平均所得である

年収$48,900を超える収入が必要になると言われていました。

 

上に書いた通り、不可能な額ではないにしろ、レストランやカフェなどから永住権につなげようとしてこの額に達するのは結構難しそうです。

鍼灸師でも来たばかりでその額に容易に達する人は多くないのではと思っていました。

 

 

しかし実際に今月から施行される年収の設定は変更され、

職業レベルによって最低年収の設定も変わると決定されました。

 

 

 

記載されているImmigration NZのページをまとめて書きます。

詳しく読みたい方は上のURLから実際のページに飛んで見てください。

 

 

 

まず技能移民部門就労ビザ(Essential skilled worker visa)技能が関係するビザには

  • Higher-skilled(高い技能) 
  • (Mid-)Skilled(技能)
  • Lower-skilled(低い技能)

と、その職がどのくらい専門性が高いかによって分けられる様になりました。

 

 

以前の法律では申請する職種が技能職として認定されているか否かでしか分かれていませんでしたが

新しい法律により、職業レベル収入の二つから三つのどれかにランク分けされることになりました。

 

 

 

 

・Higher-Skilled 

まず最初は高い技能ですが、ここに職業レベルは関係しません。

高い技能と見なされるには、ニュージーランド人の平均年収の1.5倍の年収、$73,299の収入が必須になります。

 

そしてHigher-Skilledであれば、技能職と認定されていない職種でも技能移民に申請できると制定されました。

 

 

 

・(Mid-)Skilled

いわゆる技能職で、永住権の申請をするのであれば一般的にはここに当てはまる人が多いと思います。

基本的にはこのMid-skilled以上から永住権に申請できます

 

以前はここに入るためにNZの平均収入である年収$49,000以上が必要でしたが変更され、

職業レベルが1~3の人たちは、その85%以上、つまり

現在の$41,538以上の収入でskilledと見なされるようになりました。

 

 

 

 

・Lower-Skilled

上のMid-skilledの規定に入っていない人は、このLower skilledになります。

Lower skilledであればそこから永住権に申請することは出来なくなります。

 

就労ビザも最長三年で、それが終わると

NZに再びLower skilledとしての入国が一年間できなくなります。

 

職業レベルも大きく関係してきます。

職業レベルの1~3に入っていない人は一番上のHigher skilledに入らない限り、自ずとLower skilledにクラス分けされます。

 

つまり職業レベルが低いと$73,299以上の年収がないとLower skilledから抜け出すことができなくなります。

 

 

職業レベルが低いままでそのぐらいの給料をコンスタントに得ることができる人はあまりいないと思います。

なので基本的には職業レベルを3以上にあげることが、永住権に繋がるための鍵となるはずです。

 

 

 

職業レベルは、ANZSCOから確認できます。

自分の職業がどのレベルか気になる人は確認して見てください。

 

そしてこのページが職業レベルの1~3をまとめたページになります。

ANZSCO Skill Levels 1-3

 

 

ページを見ればわかる通り、

鍼灸師(Acupuncturist)は職業レベル1になります。

 

なので年収が$41,538以上でSkilledになります。

 

クリニックで働いていればその額はそこまで難しいレベルではありません。

 

なのでこの改正は鍼灸師にしてはかなり楽になるはずです。

 

 

 

一つ注意しないといけなのはレベル1の職業でビザを取るには

原則的に関連する学歴大卒(Bachelor)以上、もしくは関連する職歴が五年以上必要です。

 

鍼灸大学を出てれば問題ないですが、専門学校を出たばかりで職歴が五年以下だと

問題になる可能性があるので注意です。

 

*ここはイミグレの采配次第だと思うので正確には断言できません。

気になる方はプロのアドバイザーに聞いてみることをお勧めします。

 



 

 永住権を取る前に考えるべきこと

 

ここからはNZだけではなく、

海外への永住を考える者であれば全員に認識していてほしい話です。

 

 

この記事の最初に書いた通り、

個人的に1回目の変更(永住権のポイント上昇。英語力の規定の変更)いい変更だったと思っています。

 

 

僕自身はまだ永住権を持っていないので超えるハードルが増えただけですが、(笑)

 

でも逆に今までの規定が緩すぎたんです。

スキルがそこまで高くなくても、そして英語があまり話せなくても取れてしまう法律でした。

 

 

 

結局、移民法が緩いせいで外国人が家を買い占めて物件価格が高騰して地元民が家を持てなかったり、

本国から移民の家族を呼ばれることで国に全く貢献したことがない来たばかりの老人に政府が生活金を払う必要が出たりなど、

 

住む者を平等に扱おうとした結果、

ニュージーランドで生まれてニュージーランドにしか帰る場所がない国民が苦労を強いられる状態になって来ています。

 

もし僕がキウィだったらそれに対して何もしない政府の意向であれば不満を持っていると思います。

 

 

 

たとえ緩い法律のままで永住権が取れても、

自国民を一番に大切にしない国にはどちらにしろ住みたくありません。

(日本を出たのはそれが理由ですし)

 

なのでNZがKiwi Firstの考えをより強くして自国民を優先できるように法律を変えていっているのは

僕個人が永住権を取れるか取れないかは置いといて、賛成なんです。

 

 

 

 

去年の10月に法が厳しくなって様々な意見が出ました。

 

NZに拠点を置く日本人向けブログで、

“永住権落ちたNZ◯ね!”というタイトルの記事が出ていました。

 

多分流行語?とかそんな感じだと思いますが

僕としては上に書いただけでも気分が悪いです。

 

まぁその記事は冗談だと思いますが

とりあえず自己中心的で移民先に対して尊敬もない傲慢な態度も持つ移民は、

母国以外の国に住む資格はないと思います。

 

 

 

 

僕はNZに来てまだ1年と半年程度ですが、

患者や仕事仲間、友人にはKiwiが多いです。

 

でも移民の話になっても移民に対して文句を言う人は少ないです。

 

“自分たちも元々はおじいちゃんやその上の世代でこっちに移って来た移民なんだから”

という認識を持っている人が多いです。

 

 

彼らにとってNZは母国です。

それでも全員ではないにしろ、多くのKiwiが移民を受け入れるべきという認識を持っています。

 

 

 

あとは移民が謙虚に理解すべきです。

 

現地の言語を学ぶ気もない移民もいます。

移住しておきながらNZに文句を言い続ける移民もいます。

 

移民には帰る場所があるんです。

文句を言ってその地に馴染もうとしないのなら、その地は住むべきところではないのです。

 

 

永住権のハードルが上がったことで、

の国に住むとはどう言うことかしっかりと考えられる移民が増えることを望むばかりです。

 

 

 終わりに

 

最後は少し違った話になりましたが、

今回は永住権を考えている人にとってはいいニュースだったと思います。

 

それでも以前よりも難しくなったことには変わりありません。

特に職業レベルが1~3に含まれていない人は、まだ最低年収のハードルは高いままです。

 

今やNZはかつての移住しやすい国とは変わって来ています。

ここまで来ると近隣のオーストラリアと大差ない気もします。

 

永住権を取ることが全てではありません。

僕もこれからなので取れればいいですが、たとえ取れなくても人生の選択肢はまだまだ沢山あると思っています。

 

 

 

 

 

鍼灸師でNZを考えている人は収入に関してはあまり心配しなくても大丈夫だと思います。

 

あとは英語力もポイントも地道に頑張るのみです!

 

 




0

この記事が気に入ったら
いいね!

コメントを残す

*