海外に住んでも英語を話せるようにはならない理由

ここ最近は割と頻繁に言われていて、浸透していることだと思いますが海外に住んだからって英語が話せる様になるわけではありません。

 

僕も海外に出る前はいろんな人から海外に出ればその地の言語がどんどん身につくよ!と言った情報を聞いたりしていましたが、

海外にいざ住んでいろんな人に会うとそれは全くの幻想だと感じます。

 

それでも未だに海外に住めば自然と英語を話せるようになると考えている人が少なからずいる様です。

今回は英語を話せる様になりたいと考えている人の勉強の参考になればいいなと思い書きます。



”話せる”の基準は?

僕はニュージーランドに住んでいるため職場でも家でも、

基本的に日常で使う言語のほとんどが英語です。

 

なので英語が話せるか?と聞かれると

僕はもちろんyesと答えます。

 

それでも現地の人たちと同じくらい話せるのかと言うと全くそうではありません。

ネイティブにはまだまだ到底及びません。

 

第二言語を話さない人でたまにある勘違いは、

英語がペラペラであれば現地人と遜色ないレベルの言語力を有すると思っていることです。

 

 

同じ日本人で、日本語を話している人たちの間でも言語能力に違いはありますよね?

本をよく読む人は読まない人よりも語彙力が高い傾向にありますし、経験によってわかりやすい話し方かどうかも変わってきます。使う頻度の少ない漢字だと読める人と読めない人に分かれます。

 

他の言語も一緒で、英語を話せている人の中にも様々なレベルがあるのです。

英語は特に日本語と違い世界中の人が話します。なので日本語以上に多様なレベルの話者がいて当然の言語なのです。

 

他人の言う”言語を話せる”という指標は全くもって当てになりません。

話せているか話せていないかはその人自身の基準や周りの状況によって決まるのです。

 

個人的に僕が考える言語を話せている指標は、

その言語の脳ができているかどうか、ですが

その件はまた別の機会に書きます。

 

言語のレベルとは”話せる領域”

言語のレベルを上げると言うと上にどんどんレベルアップしていくような感覚を持つかもしれませんが、

実際のところ僕の感じる限りでは、言語のレベルを上げる事は話せる領域がどんどん広くなっていくといった感覚の方が近いと思います。

 

最初は最低限の文法や語彙など、ある程度の勉強が必要になってくるので、

言語を勉強する際に用いる語学力の指標として点数を用いるのは仕方ないです。

 

 

しかしある程度話せるようになり、コミュニケーションが取れるようになれば点数を上げる勉強法よりも、

上手く話せる範囲を広げる勉強法の方が効率がよくなってきます。

 

そうなった時にレベルを上げるためにはまだ話したことのないような分野でもどんどん英語で話すようにする必要があります。

 

難しい言葉を知っていても、歴史や政治的なことなど発展したコミュニケーションが必要な会話を一度も誰ともしたことがなければ会話が上手くできることはありません。

自分の将来のことに関してや、相手に意見をする時なども関連する言葉を使うことに慣れていないと話すことが難しくなります。

 

 

会話は言葉だけで成り立っている訳ではありません。

日本語でも話していて、この人話しやすいなと思ったり、ちょっと話が噛み合わないなと思うことがあって当然だと思います。

 

会話とは言葉の微妙なニュアンスや、表情、声色で大きく変わってくるものです。

なので勉強ではなく、新しい分野をどんどん人と話していかないといつまで経っても上手く話せるようにはなりません。

 

”文の繰り返し”は話せている訳ではない

英語圏で暮らすと当然ですが、その言語を使う必要があります。

しかしよくよく考えると、そこに住むだけで話さなくてはならない言葉ってかなり限られてくるのです。

 

例えば、日本人が多く働いている職場で、日本人の友達を多く持ち一緒に住んでいる人も日本人で、かつYouTubeなどで日本のテレビを観ているとします。

 

そのような状態では英語を話さなければならない機会は仕事中に客とする軽い会話や、外に買い物に行った時何かの手続きをする時程度しかないのです。

 

海外に長く住みその範囲での会話を毎日行えば、その範囲で使える英語は確かに伸びます

その会話を聞くだけでは自然な発音で、自然な会話の流れで話せているかもしれません。

 

でもいざそれ以外の会話をしようとすると言葉が全然出てこないし、相手が言っていることも分からないという事態になってしまうのです。

 

これが、上に書いた話せる領域を広げてこなかった代償です。

 

どんなに発音が綺麗にできていようが、自然な受け答えができていようが、

毎日同じ文を繰り返しているだけでは話せるレベルは上がらないのです。

 

なぜ海外に出れば話せるようになると言う勘違いが生まれたか

言語は話さなければ永遠にできないものです。

 

上に書いた通り、自分からどんどん慣れていない分野を話していかなければ話せるようにはならないことは明確ですが、一体なぜ海外に出れば自然と伸びるという勘違いが横行しているのでしょうか。

 

それはその言葉を言った人の生活スタイル、そして語学力が定かではないからです。

 

 

すでに述べた通り、その地に住むだけで使う言葉は限られています。

僕は今ドイツ語を勉強していますが、初心者レベルです。

それでも今すぐドイツに行ったとしても三ヶ月から半年もあれば外出した時にあまり問題ないレベルに到達する自信はあります。

 

日常で使う文は種類もそこまで多くはないし、それを話すのに高いレベルが必要となる訳ではありません。

なので学校で勉強をしてきた英語であれば、三ヶ月もあればある程度問題なく海外には住めるだけの表現は身につきます。

 

そのレベルからあまり変わらない状態で帰国した人は、言語は海外に住むだけでどこまでも伸びるものだと勘違いをしてしまうかもしれません。

住むだけで伸びるのは初級レベルの会話のみです。

 

なので海外にどれだけ長くいようとも、それに早く気づかなければ初級のみの会話しかできないまま時間が過ぎていくことになります。

 

 

 

また一方で海外に住むだけで語学力が伸びたと言い、そしてかなり英語が堪能な人がいたとします。

それはかなり特殊な例だと思いますが、、

 

そのタイプの人は自分で意識する前から間違うことを恐れずいろんな人と積極的に話し、気づかぬうちに徐々に言葉の領域を広げてきた人であるかもしれません。

もしくは単なる天才という可能性もあります笑

 

でも大半の人は前者です。

上手に話したければ、住むだけでは一生無理だということは自覚しましょう。

 



終わりに

今回は海外に住むだけで言語が話せるようになるのかということについて書いてみました。

 

僕も海外に住み始めてまだ5年程度です。

海外に長く永住している人からすればまだ新米レベルかもしれません。

でも言語に関しては年数と語学力は比例しないということはこれらの理由から見ても明確だと思います。

 

 

海外にいても不自由を感じないため、あまり言語に重きを置いていない人もいるはずです。

人ぞれぞれなので、今回の記事は語学力を伸ばしたくて海外にいる人のために書きました。

少しでも参考になれば幸いです。

 

偉そうにそんなことを言っている僕も言語には未だに苦戦しています。笑

第二言語には苦戦するのが当然なのでそれを楽しみながら行きましょう。





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