学位授与機構から学士を取るまで 学習成果編

こんにちは、Kokiです。

 

 

 

オークランドは夏のベストシーズンが終わり、徐々に気温が涼しくなってきました。

 

うーん、やっぱりニュージーは夏が短いです笑

 

今夏はあまり海で泳げてないので本格的に寒くなる前にいろんな場所に行かないとなと思っています。

 

 

 

 

さて、今日は久しぶりに学位授与機構の件を書きます。

 

学位授与機構の試験で提出しなけれいけない”学習成果”。

 

いわゆるレポートですね。

 

 

 

僕が書いている時はどのくらい掘り下げて、どんな内容を書けばいいのかいくら調べてもなかなか決定的な情報が出て来ず、結構不安で苦労した覚えがあります笑

多分学位授与機構で鍼灸学を受けた人の数がかなり少ないからだと思いますが。

 

情報によってはこの学習成果と論文テストで何度もやり直しを受けて足踏みしている人も少なくないと聞きます。

 

なのでこの記事がこれから書く人の参考になれば幸いです。

 

 

{学位授与機構関連の記事です。全て読んだ方がわかりやすいと思うので参考にどうぞ}

👉取っててよかった鍼灸学士(2016.11.16)

👉学位授与機構から学士を取る 積み上げ単位編(2016.12.26)

👉学位授与機構から学士を取る 試験編(2017.4.11)

 



まず最初にやるべきこと、

それはもちろん題材を決めることです。

 

 

なんだかんだここに一番時間がかかるかもしれません

 

 

大学の論文等ではこれについて書きなさいと指示されたり、教授からアイデアをもらったりすることもできるかもしれませんが、学位授与機構ではそうではありません。

 

題材は鍼灸に関連する何かであれば何でも構いません。

 

逆にその自由すぎる点が迷いを生みます笑

 

アイデアをくれる人も周りにいないため、何について書くか自分で探す必要があります。

 

 

これは人それぞれなのでなかなかアドバイスできませんが、

僕の考えではとりあえず自分の興味のあることについて書くのが一番いいと思います。

 

 

ぶっちゃけ”書きやすそう”や、

文字数を埋めるのが楽そう”なんてことを考えて書いても全然いいと思います。笑

 

 

でもそんなことを考えなくても自分が調べて、書いていて楽しいと感じられるものを書くのがモチベーション的にも一番効率がいいと思います。

 

せっかくなので合格だけを目標にして苦労するんではなく、自分の知識の底上げと思って楽しんでやっていきましょう。

 

 

 

そして、学位授与機構の学習成果は、論文とは異なります

 

求められているものは、革新的な発見ではなく、

学習したという証明です。

 

研究した成果等は報告しなくとも自分が勉強して、考察して、これを学習したということが示されていれば大丈夫です。

 

なので自分が興味のあること、不思議だと思っていること、知識を深めたいこと、そして楽しいと思えることを題材に選んだ方が一番進みが良くなると思います。

 

題材選びにがうまくいけばあとは文字数を考えなくともあっという間に書いていきたい内容はどんどん膨らんでいくと思います。

 

 

 

ちなみに僕が書いたタイトルは、

「経絡治療における”刺さない鍼”の効果とそのメカニズムについての考察」

です。

 

 

 

 

マレーシアの時にいたクリニックで、先生が良くやっていた東洋はりの経絡治療。

 

 

脈を診て、証を決めたら鍼をしますが、切皮をせずに皮膚に置くだけの”刺さない鍼”がほとんどでした。

 

物理的に筋肉にも刺入するわけでもないし、経絡に響きを与えるわけでもないのにどうしてそれで治療できるんだろうと純粋に考えていたことがきっかけでした。

 

もともと興味があったことなので、それを現代医学の面から考察して学習成果にまとめました。

 

 

 

 

論文全体を載せるのもあれなので(笑)、それを要約したものである要旨を載せます。

 

” 鍼灸治療と一言で言っても、治療家によりその解釈は大きく異なる。患者の身体の不調 を治すことが目的の鍼灸であるが、刺激量が必要だという治療家と刺激は必要無いという 治療家がおり、この矛盾点は非常に重大であると考える。そこで、痛みの全くなく、切皮 すら行わない脈診流経絡治療について興味が湧き、その理論について調べ、実際に効果が あるのか試すことにした。そしてその後に、刺してすらいない鍼がどのように身体に影響 を及ぼすのか、現代医学的側面から考察を行った。

 経絡治療とは、日本で独自に発達した治療法だが、現在の日本の鍼灸界において、その 中心には立てていない。理由は、気の存在を理論の基盤としているため、現代医学の理論 では説明できないからである。現代の鍼灸理論が物質循環促進を目的とするのに対し、経 絡治療は気を動かす治療法とされている。脈診流経絡治療と名のつく通り、脈診から証を 判断する。脈診を行う理由は、脈は気の影響を最も強く、迅速に反映するためである。経 絡治療においては、基本的に難行六十九難に従って選穴する。鍼をする際には、気を動か すためなので接触鍼だけで良い。その際、施術者と患者の気の門となる押し手が最も重要 となる。

 経絡治療の理論を確認した後、実際にその効果の検証を行った。鍼は一本だけの刺鍼と し、施述の前と後で、数値付けした脈の変化を記録した。結果、脈は良い方にも悪い方に も変わってしまったが、一本の刺さない鍼で全員の脈状の変化を確認することができた。

最後に、現代医学的な側面から経絡治療を考察した。良導絡・良導点の理論において、 経絡・経穴は電導性が高いことがわかった。それに加え内臓との関連性も示唆された為、 経絡を走る気とは、現代の言葉を借りれば「微弱な電気」と呼べるのではと仮説を立てた。 経絡治療で刺さない鍼を行う理由について、皮膚の構造から考えた。角質、表皮、真皮の 三層ある皮膚のうち、普通に鍼管で切皮を行えば、鍼は刺激受容器のある真皮に到達する。 そこで、局所的に刺激を及ぼす事で、運動器系疾患などに多大な効果を与える。一方、経 絡治療の接触鍼は表皮にのみ刺激を与える。老廃物の排泄が主な機能の表皮には、実は中 枢神経と同じ情報伝達物質受容体が存在し、中枢神経に自律的に情報を送り、自律神経を 調節していた。よって、表皮に当てるだけの鍼は中枢神経に影響を及ぼすことができると 考えられる。経絡治療の本治法は自律神経を整えることに他ならない為、表皮への接触鍼 は、経絡治療の本治法では最も大きな効果をもたらす。

 学習を通して考えると、それぞれの理論の鍼には適応領域があり、一つの流派にこだわ らず、患者の症状により鍼の刺激方法を臨機応変に変えることで、最大限の効果を発揮す ることができるのだという考えに至った。”

 

 

以上がレポートを1000文字程度で簡潔にまとめた要旨になります。

全体的な流れとしてはこんな感じで書きました。

 

 

 

学位授与機構に提出するレポートは

本論と、この要旨になります。

 

 

 

要旨は上を見てもらえばわかると通り、本論に書いたことをまとめたものなので

本論を書いた後に要点だけまとめてパパッと書いてしまってOKです。

 

そして自分が書いた学習成果の中から筆記試験の問題が出ます。

 

 

 

本論に書いた内容についても近いうちにしっかりと記事にしようと思いますので、その時にどんな問題が出たかについても書いていこうと思います。

 

 

 

題材を決める際に迷ったらこちらの記事も参考にしてください。

学習成果の題材決め

 







この記事が気に入ったら
いいね!

コメントを残す

*