人種差別について考える

僕は外国に4年間住んでいますが、

今日は海外に行こうと思っている方で気になる方も多いんではないかと思う問題、

人種差別について話します。

 

 

4月9日、アメリカのユナイテッド航空でアジア人の乗客が無理やり飛行機を下され怪我をしている動画がSNS世界中を通じて世界中で有名になりました。

 

オーバーブッキングで、四人の乗客をランダムで選んで降りてもらったそうですが

その全てがアジア人だったということで人種差別ではないかと問題になっています。

 

暴力は論外として、もしかしたら本当にコンピューターによるランダム選考でそれがたまたまアジア人だったというだけかもしれませんので、

実のところ人種差別だとは断言できません。

 

 

 

また別件で、カリフォルニアのアジア系アメリカ人の女性が

Airbnbを使おうとしたところ、アジア系だからという理由で拒否されたようで、

被害者の女性が涙を流しながら上げた動画もありました。

 

 

ひどい言葉も言われていたようで、かなり悲しい気持ちになりました。

 

でも実は被害者も大人4人と犬2匹で押しかけてしまったなどやや非常識な面があったらしく

結局は第三者からはなかなか甲乙つけがたい話でした。

 

 

 

以上の二件は未だになかなかわからない点が多いんですが、

それでも人種差別について考えるいいきっかけにはなりました。

 

 

なのでそれを忘れないうちに書いとこうと思い、記事にしました。

 




 

そもそも差別とは

 

まず差別を考える上で理解しなければならないことは、差別はどこにでもあるということです。

 

 

実はこれは普通ですし、仕方のないことです。

 

 

 

生物には生命の発展の根源とも言える、ある優秀な能力があります。

 

過去経験したことから学習して未来に活かそうとする力です。

 

だから犬も猫も、馬もライオンも、まだよく知らないものには警戒しますし、

同族などすでによく知るものには親しみを持ちます

 

 

 

生まれて始めて人間を見た野生動物は警戒心が強くなかなか近づいてきませんが、

人間が食べ物をくれたり、優しく触ってくれたりすると徐々に心を開いてくれるかもしれません。

 

その一方で、過去に人間に銃で撃たれたり、仲間が殺されたり、傷つけられた光景を見た動物は人間を恐怖するようになります。

 

 

 

得体の知れないものは恐れ、警戒し、遠退けるし、

過去に悪い経験を持ってしまったらそれを避ける為に距離を置く。

 

 

これは自然を生き抜くための生物の特性で、当たり前のことです。

 

そして同時にこれが差別を引き起こす原因です。

 

 

 

 

数十年前まで、国際交流はもちろん今ほど盛んではありませんでした。

 

なので白人もアジア人や白人を目にする機会は今よりも断然低く、

逆に日本人も白人や黒人を目にする機会は断然低かったはずです。

 

 

 

日本人も今でこそハリウッド映画や海外ドラマを日常的に見るようになって白人の顔や白人社会を見慣れてきたかもしれませんが、

数十年前まではそんなことありませんでした。

 

アジア人の映画を見ないヨーロッパ人にとってはつい最近まではアジア人の顔を見る機会は本当になかったはずです。

 

 

つまり外見が違うよく知らない存在がいきなり街に現れたら警戒して当たり前だったんです

 

だからこそ肌の色や目の色など外見からの差別が日常的に起こっていました。

 

 

 

しかし国際交流が盛んになった今ではそんな外見からの差別は、

国際的な都市であるほど少なくなってきているはずです。

 

 

 

 

そして次の問題となってきているのが、

文化や考え方の違いなどの悪い経験からくる、内側からの差別です。

 

 

上には動物で例をあげましたが、人間は脳が発達しているため、

この動物たちよりも比較的早く勉強し、より簡単に価値観を持ちます。

 

 

苦手なもの、苦手な人、過去のトラウマ、、もちろん誰にでもあります。

 

 

もしも過去に中国人に騙された人は中国人を警戒してしまうかもしれません。

もしも過去に白人に暴力を受けた人は白人を警戒してしまうかもしれません。

 

 

そのように経験から生み出されてしまう差別が多くあります。

 

 

 

 

例えばよく聞く話で、中国人が街に唾を吐いてたり、立ちションしたりしているともちろん反感を買いますし、

大声を出しながら、街を我が物顔で歩いていると煙たがられても仕方のない行為かもしれません。

 

 

そのような一見常識のない行動を自国の感覚で悪いと思わずにやってしまう人が一部いるため、

それをしない常識ある人たちまで被害を受けてしまっているのが今でいう差別の多くを占める所です。

 

 

 

 

個人的に何かある度に人種差別だ!と騒いでいるのはあまり好きではありません。

 

なぜなら何かあればすぐ人種差別に結びつける過剰に反応する人たちが必ずいるからです

 

そしてその騒いでいる人たちの中には、

自分たちやその先人達が過去にしてきた行いによって

今の評価があると認識していない人が大勢います。

 

 

外国に住む以上その土地のルールに従おうとするのは当然だと思いますし、それを無視して

これが自分たちの文化なんだから受け入れろ!というのはどう考えてもただの傲慢なのです。

 




 

 

日本人が受ける差別

 

日本人の差別。

 

この言葉には二つの意味があります。

 

日本人が受ける差別

日本人がする差別です。

 

 

 

まずは日本人が受ける差別について。

 

 

前章に書いたことを踏まえて、日本人は外国で人種差別を受けると思いますか?

 

 

 

はい、もちろん受けます。

 

しかし差別というのは悪い差別もあれば、良い差別も存在します。

 

そして僕が経験した限り、日本人は良い差別を受けることが多いです。

 

 

 

上に書いた通り、今では外見から起こる差別というのは国際的な都市では少なくなってきていると思います。

 

 

 

今日では、日本の技術や文化なども海外に浸透していますし、日本人の謙虚な性格から煙たがられることも少ないです。

 

 

東南アジアの国からは戦後驚異の発展を遂げた国として参考にされているところが多くあります。

 

 

 

 

シリアや、イラクなどから来た中東系の友達によく言われる面白いことがあります。

 

 

彼らの教育では日本は別の惑星だと教わるらしいです。

 

日本人は宇宙人だ。この地球に住む他の人間とはまったく違う。

だから目指すなら日本人のような人間を目指せ。

 

そう教わると、一人や二人だけではなくかなりの人に言われました。

 

 

日本から出てきて、地球の感想はどう?とふざけて聞かれたこともあります。

 

 

 

 

日本人は素直に決められたルールを守るので外国人からもやり取りしやすいと認識されています。

だからこそ詐欺などのターゲットにもなりやすいというマイナス面もありますね。

 

 

物静かで謙虚な日本人の印象は、他の日本人の評価にも影響します。

 

 

 

なので海外で日本人ということは自分の経験の限りでは日本人というだけで好印象を持たれます。

 

いわゆるそれはあなたが日本人だから、という差別からくる好印象なのです。

 

 

 

 

日本には「日本人は黄色人種だから外国じゃ差別は受けるものだ」とか

「白人からは下に見られてる」とかそんなことを言ってる人がたまにいます。

 

 

なので僕も日本にいる時代や、自分でコミュニケーションを取れるようになって

実際に外国人と交流を持つまでは本当に差別を受けるんじゃないかと結構不安に思っていたこともありました。

 

 

 

 

今の僕に言わせると、考えが数十年古いです。

 

海外に対して差別の不安を持っている人、

くだらない心配なのでそんな意見は忘れてください。

 

 

日本人がする差別

 

ここまでは日本人に対して良いことばかりを書いてきました。

 

 

でも残念ながら、そんなに良いことばかりでもないです。

 

なぜなら日本は世界中で差別のある国だと有名だからです。

 

 

 

 

日本が国際交流において、他国よりも遅れをとっているというのは多分多くの方が知っていると思います。

 

 

今でこそ日本には外国人も増えてきていますが、

先進国で未だに一つの民族(大和民族)が人口の99%を占めるという国は他にありません。

 

 

これは日本の素晴らしいところだと思うし、外国人の(特に移民問題の多いヨーロッパの)友人にはよくそう言われます。

 

しかし逆にそのマイナスな面として、それが日本を差別の多い国にしています。

 

 

 

 

 

前の章で少し言いましたが、

日本人の中には「日本人は黄色人種だから差別を受ける」なんてことを言う人がたくさんいます。

 

言ってる人はその言葉自体が、差別的な発言だとは考えてもいません。

 

 

 

その言葉の裏には、

白人は差別をする。自分たち日本人は差別を受ける。

という人種的な決めつけを持っています。

 

 

 

元から差別をしない人はそうは思いません。

 

たとえ白人から差別を受けた経験があっても、

数いる白人の中には差別をする人がいるんだと思うだけです。

 

 

 

そんな風に人種に対して勝手な決めつけを持ってる人は、

東南アジアなどの発展途上国の人間を下に見ていたり中国人はみんなずる賢くて信用できない

なんて思っていたりするかもしれません。

 

 

 

なぜこういういった決めつけが生まれるのか。

 

僕が思うところそれは、外国人と経験が少ないからです

 

 

例えば、もしヨーロッパの街を歩いてて、ある白人にいきなり「お前が嫌いだ!」と言われたとしたら

白人に差別を受けたと考えるかもしれません。

 

 

でも日本の街を歩いてて、日本人に同じことを言われたとしたらどうですか?

日本人全体に差別を受けたなんて思いませんよね。

 

 

それは自分が日本人で、日本人をよく知っているからこそ

中には自分を嫌いな人間がいるんだと思うことができるんです。

 

 

 

 

中国人に対してマイナスな印象を持っていてたとしても

実際に中国人の友達を持てば、親切で素直で信頼できる人間がいると知ることになります。

 

 

白人は日本人を下に見ていると思っていたとしても、

実際に白人の友達を持てば、日本人に対してそんな認識を持っていないということはすぐにわかります。

 

 

 

そのような人種的な決めつけを持つ人が海外から日本に帰って、

 

こんなことがあったよ!白人は差別をするよ!自分の価値観のまま周りに伝えたとします。

 

 

そうなると外国人のと経験をあまり持てない日本では、

外国ってそうなんだ!危ない!

と間違った認識が生まれてしまうんです。

 

 

 

結局は日本にいる以上、外国人を知る機会は少なく、

 

だからこそ日本人には差別をしてしまう人が多いんです。

 

 

 

今まではそれでもよかったんです。

 

日本国内に居れば差別しようが、されようがそこまで誰も傷つきませんでした。

 

 

しかし、今の世の中では日本人も世界のメンバーとして

国際的に活動していく力が求められます。

 

 

このような外国人との経験のなさが、

差別という形で日本人の海外進出を遠ざけてしまっているとしたら、

 

間違いなく解決すべき問題です。




終わりに

 

僕がマレーシアで3年間、ニュージーランドで1年間過ごしてきた中で

人種差別で不快な経験をしたことは一度もありません。

 

アメリカの田舎の方にも旅に行きましたが全くもって不快な対応をされたことはありませんし、

あちらから話したがってくることが多かったです。

 

 

見た目にしても、日本人はよく白人の外見を褒めますが、

 

逆に“日本人はなんでそんなに肌がきれいでいくつになっても若いんだ!食べても太らないし、不公平だ!”

なんて白人の友人に言われることもしょっちゅうです笑

 

 

 

今の日本人が世界から好意的に見られるのは、

間違いなく日本人の先人たちがしっかりとした姿を世界に見せてきたからです

 

だからこそ僕も日本人の代表という認識で周りを失望させないように頑張っています。

 

先代から来たプラスの評価を僕たちの世代で途絶えさせるわけにはいきません。

 

 

 

 

上では差別は仕方がないと書きましたが、もちろんそれをするのは

非常に残念で、レベルの低い行為だと思います。

 

 

差別的な見方が世界から減ってこようとしている今、それでも人種差別的な発言をするような人は

 

それにより社会的に不利な立場になるということを認識することすらできていない時代遅れな人たちです。

 

 

そんな可哀想な一部の人達のせいで差別を恐れて足踏みしていたら

本当に勿体ないです。

 

 

日本人のあなたには差別どころか、先人達の力添えがあるんです。

 

 

 

これから海外進出に挑戦しようと思っている人はそれを心に刻み、

自信を持ってチャレンジしてください!







この記事が気に入ったら
いいね!

コメントを残す

*